水素エネルギーはどういう仕組み?カーボンニュートラルに向けた取り組み

CO2は排出しない次世代エネルギーとして注目されている水素。
どのように作るのかどのような仕組みでエネルギーとして使われているのかをご紹介いたします。

水素とは

水素は、元素の中で最も軽く宇宙で最も多く存在する元素です。水素は「水の素」なので水か酸素を分離して水素を取り出すことができます。さらに、酸素と結びついて水にもなることができます。

水素は気体です。地球上には気体としてではなくほとんどが水として存在しています。

水素をエネルギーとして使うと何がいいの?

水素をエネルギーとして使うことはカーボンニュートラルに向けて国内外で導入が進められています。

水素をエネルギーとして使うメリットして下記のことがあげられます。

環境負荷を低減できる

水素利用時はCO2を排出しないため環境の負荷を減らすことができます。再生可能エネルギーから作られる水素はさらにCO2削減効果を期待することができます。

エネルギーとして貯蔵でき災害時に活用できる

作った水素はタンク等で貯蔵することができます。貯蔵した水素は必要に応じて燃料電池などを通してエネルギーとして使用することができます。この性質を活用して災害時に活用することも期待されています。

電気と熱の2つのエネルギーとして供給できる

水素は燃料電池を通して電気エネルギーだけではなく熱エネルギーとしても供給することができます。

水素の利用先

水素の利用先として燃料電池自動車や燃料電池バスがあげられます。
搭載されエイル燃料電池で水素を使い電気を作り自動車の動力にしています。また、フォークリフトなどの産業用車両での水素利用もすでに始まっています。
自動車以外にも家庭用燃料電池「エネファーム」に燃料電池が使われています。これは、ガスから水素を取り出し、酸素と化学反応を起こして効率よく電気を作ります。そのときに生まれた熱も利用できます。

また、発電所のように大規模な水素発電所の実現も期待されており神戸市のポートアイランドでは、水素をエネルギー減として電気と熱を街供給する実証実業が始まります。

水素はさまざまな分野で活躍していきます。ですが、水素社会を目指すには課題が多く残っています。
水素の調達や水素を利用するための貯蔵や製造、海外からの輸送技術、水素発電技術など。こうした課題を解決するために政府は2014年4月に「第4次エネルギー基本計画」で水素社会について検討を進めるべきと記載が盛り込まれました。

今後さらに活用が進められる水素。
どのような仕組みでどんなところで使われているのか調べるのもいいですね。

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

カエルはなぜオタマジャクシで生まれてくるのか?

夏になるといたるところでカエルの鳴き声を聞きます。鳴き声を聞くと「夏だな」と感じます。

小さい時田んぼでカエルの卵を見たことがありますが、なぜカエルは卵から孵化するとおたまじゃくしになるのでしょうか。なぜ、カエルの姿で生まれないのか疑問でした。
ちょうど夏休みの宿題で自由研究をする時期だと思うので、私も疑問を解決してみようと思います。

そもそもカエルはどのように進化をして誕生したのでしょうか。

カエルの誕生

カエルは、熱帯地域や温帯地域を中心に生息し、現在約4400種も確認されている両生類の仲間です。

カエルは4億数千万年前、まだ恐竜もいない時代に水中で生活する魚の仲間から進化したと考えられています。
水中生活を送っている魚の仲間から4本足をもつ四肢動物「エルギネルベトン」が誕生しました。その後、数千年をかけ、四肢動物の仲間は外敵の多い水中から新たな生活の場を探して陸地に上がったと考えられています。

はじめて陸地に上がった四肢動物は両生類の祖先と考えられる「イクチオステガ」という生き物です。姿は、大きなサンショウウオのような姿をしていました。
両生類はどんどん進化をしていき現在のカエルの祖先といわれる「トリアドバトラクス」が出現したのは、2億1千万年前の三畳紀です。トリアドバトラクスは体長10㎝ほどで変態中のカエルの幼生のように尾を持っていました。
1億8千万年前のジュラ紀前期になるとジャンプもでき体の特徴もムカシガエル科にそっくりな「ノトバトラクス」が出現しました。

その後、大陸の分裂などで世界各地に生活の場を広げ陸上生活するセキツイ動物の中でもっとも繁栄した生き物の一つになりました。

カエルの一生

カエルはどのように一生を過ごすのでしょうか。身近なカエルの例として、ニホンアマガエルの一生をご紹介します。

産卵のピークは、5~6月ごろです。産卵時期にはオスがのどの奥の袋を膨らませて鳴き、メスを呼び寄せます。
卵は、水田や湿地、河川敷、池などの水草に産みつけます。一度の産卵数は5~30個ほどです。数か所で産卵を行うので1匹のメスは1年で500~1000個の卵を産むともいわれています。
多くのカエルは、同じ場所に卵を産みます。それは、襲われても誰かが生き残ればいいという考えだと言われています。デメリットとしては、水が干上がったら全滅するリスクがあるところです。

オタマジャクシ

卵は数日~10日ほどで孵化しオタマジャクシになります。
数日たつと後ろ足が生え、次に前足、さらに尾が吸収され徐々にカエルらしい姿に変化にします。皮膚の色も少しずつ緑色になります。

オタマジャクシの間は、水中生活をしているのでエラ呼吸をしていますが変態して陸上に上がり肺呼吸を始めます。ニホンアマガエルの場合は、約1~2か月の間オタマジャクシとして生活します。

カエル

成体になったカエルは、吸盤を使って草や木に登り陸上での生活を始めます。皮膚の色は、黄緑色になり葉や土の色に擬態できるようになります。
カエルは変温動物です。気温が8~10℃以下になると土の中や葉っぱの下にもぐって冬眠をして暖かい季節がくるのを待ちます。

変態とは

変態とは、動物の生育過程において形態を変えることを表します。両生類では、幼生はオタマジャクシ型をしています。エラ呼吸をして水中生活をしています。成体は、肺呼吸して手足が生え、陸上移動が可能な形態になります。
これが、両生類の変態です。

カエルなどの無尾類は、変態の過程で尾が消失します。

水辺が好きなカエル

カエルの一生で説明しましたが、オタマジャクシの時は水の中で生活しています。オタマジャクシは魚と同じように口から水を吸い込みエラから酸素を体に取り込むエラ呼吸をしています。しかし、カエルになると人間と同じような肺ができ肺呼吸をするようになります。カエルは、肺呼吸を行う動物の中でも原始的な肺を持っているため皮膚呼吸も行い肺呼吸を助けています。

皮膚呼吸をするためには水が必要です。そのためカエルの皮膚はいつも濡れています。いつも粘液が出ており、皮膚が乾かないようになっています。
カエルが水辺にいる理由は、皮膚が乾きそうになったら水でぬらすことができるようにするためです。水辺のない場所で生活しているカエルは、湿った土の中の水分や水たまり、夜つゆなどを使っています。

だから、田んぼの近くにはカエルがたくさんいるんですね。

まとめ

なぜカエルはカエルの姿で生まれないのかという疑問ですが、答えはよくわかりませんでした。しかし、進化の過程で外敵の少ない陸地へ生活の場所を移動しているのでその名残で生まれる時はオタマジャクシで成長したら陸地に適したカエルに変態すると私の中では、答えとします。
これは個人の考えなので正解ではないと思います。皆さんも自分が疑問に思っていることを調べて自分なりの考えをしてみてはいかがでしょうか。

田んぼにいるカエルは、稲の害虫を食べてくれます。そのカエルがいなくなったら稲が害虫に食べられてしまいます。

害虫がいないかずっと稲を見ているわけにもいきません。そこで弊社が開発しているIoTを使用して遠隔監視をしませんか?

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

What IoT can do for decarbonization

Decarbonization is the use of low-carbon power sources to reduce carbon dioxide emissions and reduce greenhouse gas emissions into the atmosphere.

What Does Decarbonization Mean?

‘Decarbonization’ tends to refer to the process of reducing “carbon strength” lowering the amount of greenhouse gas emissions produced by the burning of fossil fuels.
Generally, this involves decreasing CO2 output per unit of electricity generated. Reducing the amount of carbon dioxide produced as a result of transportation and power generation is essential to meet the global temperature standards set by the Paris Agreement and the UK Government.

How Does Decarbonization Work?

Decarbonization involves increasing the prominence of low-carbon power generation, and a corresponding reduction in the use of fossil fuels. This includes the use of renewable energy sources, especially wind power, solar power and biomass.
The use of carbon power can also be reduced by the large-scale use of electric vehicles along with “cleaner” technology. By lowering the carbon strength of the electricity and transportation sector, we can meet our net zero emissions targets faster and in line with government standards.

When Does Decarbonization Occur?

Efforts made to decarbonize have been put in place by various countries, with more than 150 governments having submitted plans to reduce carbon emissions by 2030.
Changes made include Paris’ pledge to ban diesel vehicles from 2040, and TFL schemes to introduce electric and electric hybrid London buses and black cabs. Renewable energy sources are also being implemented more widely, and now produce a third of all power capacity worldwide. Greenhouse gas emissions from fossil fuel power stations can be capped by installing carbon capture and storage (CCS) technology, with around 20 large-scale CCS facilities currently in operation globally and more under construction.

Why is Decarbonization Important?

Following the prioritization of decarbonization outlined in the Paris Agreement, the UK government committed to achieving net zero greenhouse gas emissions by 2045.

After Parliament’s declaration of a climate emergency, the Committee on Climate Change recommended that achieving this net zero was not only feasible but also necessary and cost-effective. Rapid decarbonization is becoming more necessary as the transport sector becomes electrified, increasing the demand for electric power. Greater energy efficiency is therefore becoming a priority to meet emission targets and improve air quality and global temperature.

How do we Decarbonize?

More energy-efficient and less carbon-intense energy sources are some of the most prominent ways decarbonization may be achieved. The global transport system is run primarily on carbon-based fuels such as diesel and petroleum, but electric vehicles becoming more widely-used would improve the contribution of the transport sector to reducing carbon emissions.

TWI is involved in this change, offering manufacturers support in joining challenging materials together, working on process improvement to optimize design, and helping to reduce costs to meet the challenges of welding and joining for electrification.

The UK’s independent Committee on Climate Change (CCC) has shown that the power sector could achieve emissions of 6 million tons of CO2 equivalent in 2045, compared to 87.3 million tons in 2019. With such changes being made, it is possible that the UK could become carbon-neutral through the process of decarbonization.

What can IoT Do?

Companies that revise their energy management strategies should start by investigating recent innovations across IoT technologies that make energy efficiency easier and more effective. For example, cheaper IoT sensors ensure more complete energy data capture, and more advanced analysis helps companies identify efficiency opportunities and verify the success of remodeling projects.
The use of IoT solutions for energy management is already a common application, with 47% of companies now using it with some capacity and an additional 46% of companies evaluating or trying out technology.

One focal point of innovation has been the rise of cost-effective IoT-enabled energy management systems for small premises. In December 2021, Siemens announced the acquisition of French IoT hardware and software firm Wattsense. The agreement adds a plug-and-play IoT management system for small and medium-sized buildings to Siemens’ building product portfolio. Wattsense enables buildings with no incumbent building management system (BMS) to deploy a simple IoT solution to tackle building management processes, including energy management.

In addition, advances across IoT analytics are helping businesses track and improve building management processes. For example, Spacewell’s DEXMA solution delivers AI-enabled recommended actions, as well as the energy and cost savings associated with each action. Boston Scientific employed Schneider Electric’s Building Advisor solution to save almost 405,000kWh in energy in the first two years, resulting in the receipt of a $41,000 performance incentive from National Grid.

Firms still relying on high-level energy data from utility bills and building-level meters risk being left in the dark about energy-wasting equipment or performance drift from HVAC systems. As momentum around sustainability increases and facility managers are put under pressure to meet net zero carbon targets, firms need to make sure that IoT sensors and monitoring technology form part of their energy management strategy.


We have installed IoT in our factory in Nagoya, delivered it, and developed it for our factory.
Please feel free to contact us if you have any questions such as “Is it possible to introduce IoT in such a place?” Or “Is it possible to solve this problem with IoT?”


ご相談・お問い合わせはこちらから

脱炭素化に向けてIoTができること

脱炭素化とは、低炭素電源を使用して二酸化炭素排出量を削減し、温室効果ガスの大気への排出量を削減することです。

脱炭素化とはどういう意味ですか?

「脱炭素化」とは、「炭素強度」を低減し、化石燃料の燃焼によって発生する温室効果ガスの排出量を削減するプロセスを指す傾向があります。
一般的に、これには、発電量あたりのCO2排出量の削減が含まれます。輸送と発電の結果として発生する二酸化炭素の量を減らすことは、パリ協定と英国政府によって設定された世界的な温度基準を満たすために不可欠です。

脱炭素化はどのように機能しますか?

脱炭素化には、低炭素発電の目立ちを高めることと、それに対応して化石燃料の使用を減らすことが含まれます。
これには、特に風力、太陽光発電、バイオマスなどの再生可能エネルギー源の使用が含まれます。カーボンパワーの使用は、「よりクリーンな」技術と一緒に電気自動車を大規模に使用することによっても減らすことができます。電力および運輸部門の炭素強度を下げることで、正味ゼロ排出目標をより早く、政府の基準に沿って達成することができます。

脱炭素化はいつ達成できますか?

脱炭素化の取り組みはさまざまな国で実施されており、150を超える政府が2030年までに炭素排出量を削減する計画を提出しています。
変更には、2040年からディーゼル車を禁止するパリの公約、電気および電気ハイブリッドを導入するTfLスキームが含まれます。
ロンドンバスと黒いタクシー。再生可能エネルギー源もより広く実施されており、現在、世界中の全電力容量の3分の1を生産しています。化石燃料発電所からの温室効果ガス排出量は、炭素回収貯留(CCS)技術を導入することで制限でき、現在世界中で約20の大規模CCS施設が稼働しており、さらに建設中です。

なぜ脱炭素化が重要なのですか?

パリ協定で概説されている脱炭素化の優先順位付けに続いて、英国政府は2045年までに正味ゼロの温室効果ガス排出量を達成することを約束しました。
必要かつ費用対効果の高い、運輸部門が電化され電力需要が高まるにつれ、急速な脱炭素化がますます必要になっています。したがって、排出目標を達成し大気の質と地球の気温を改善するためには、エネルギー効率の向上が優先事項になりつつあります。

どうやって脱炭素化をしますか?

よりエネルギー効率が高く、炭素集約度の低いエネルギー源は、脱炭素化を達成できる最も顕著な方法のいくつかです。世界の輸送システムは主にディーゼルや石油などの炭素ベースの燃料で稼働していますが、電気自動車がより広く使用されるようになると、炭素排出量の削減に対する輸送部門の貢献が向上します。

TWIはこの変更に関与し、困難な材料を結合するサポートをメーカーに提供し、設計を最適化するためのプロセス改善に取り組み、溶接と電化のための接合の課題に対応するためのコスト削減を支援します。

英国の独立した気候変動委員会(CCC)は、電力部門が2045年に600万トンのCO2排出量を達成できることを示しました。これに対して、2019年は8730万トンでした。このような変更が行われると、英国は脱炭素化の過程で炭素中性になります。

IoTは何ができますか?

エネルギー管理戦略を改訂する企業は、エネルギー効率をより簡単かつ効果的にするIoTテクノロジー全体の最近のイノベーションを調査することから始める必要があります。
たとえば、より安価なIoTセンサーは、より完全なエネルギーデータのキャプチャを保証し、より高度な分析は企業が効率の機会を特定し、改造プロジェクトの成功を検証するのに役立ちます。エネルギー管理のためのIoTソリューションの使用はすでに一般的なアプリケーションであり、現在47%の企業がある程度の容量でそれを使用しており、さらに46%の企業がテクノロジーを評価または試行しています。

イノベーションの焦点の1つは、小規模施設向けの費用効果の高いIoT対応のエネルギー管理システムの台頭です。

2021年12月、シーメンスはフランスのIoTハードウェアおよびソフトウェア会社Wattsenseの買収を発表しました。この契約により、中小規模の建物を対象としたプラグアンドプレイIoT管理システムがSiemensの建物製品ポートフォリオに追加されます。 Wattsenseを使用すると、既存のビル管理システム(BMS)がないビルでも、エネルギー管理を含むビル管理プロセスに取り組むためのシンプルなIoTソリューションを展開できます。

さらに、IoT分析全体の進歩は、企業が建物管理プロセスを追跡および改善するのに役立っています。
たとえば、SpacewellのDEXMAソリューションは、AI対応の推奨アクションと、各アクションに関連するエネルギーとコストの節約を実現します。 Boston Scientificは、シュナイダーエレクトリックのBuilding Advisorソリューションを採用して、最初の2年間で約405,000kWhのエネルギーを節約し、その結果、NationalGridから41,000ドルのパフォーマンスインセンティブを受け取りました。

公共料金や建物レベルのメーターからの高レベルのエネルギーデータに依然依存している企業は、エネルギーを浪費する機器やHVACシステムからのパフォーマンスの低下について暗闇にさらされるリスクがあります。持続可能性をめぐる勢いが増し、施設管理者が正味ゼロ炭素目標を達成するよう圧力をかけられるにつれて、企業はIoTセンサーと監視技術がエネルギー管理戦略の一部を形成することを確認する必要があります。 弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

IoTテロが実際に起こるとどうなる?

IoTテロとは

まずはIoTについて説明させていただきます。
IoTは、「モノのインターネット」といいます。あらゆるモノがインターネットに繋がる仕組みのことです。

私たちの身近にあるものはたくさんIoT技術が使われています。とても便利ですよね。しかしインターネットに接続している家電や機械は、コンピュータやインターネットを不正に利用して悪事を行うハッカーに乗っ取られてしまうリスクがあります。
乗っ取られた機会を使って行う悪事のことを「IoTテロ」といわれます。IoTテロは、サイバー攻撃の一種です。
※サイバー攻撃は、コンピュータに対してネットワークを通してデータ改ざんや破壊活動行うことです。

IoT機器の脆弱性を狙ったIoTテロ

近年多発しているIoTテロは、「Mirai」というマルウェアがよく知られています。
インターネットに繋がるネットワークカメラやインターネットルータ、デジタルビデオレコーダーといったIoT機器が主な標的です。

このような機器で動作するソフトウェアの脆弱性を利用してマルウェアが感染すると攻撃者が遠隔操作可能な状態になります。

IoT機器の脆弱性を狙った「Mirai」の攻撃例はどんなのがあるのでしょうか。

Miraiの攻撃例

Miraiによる被害で有名なのは、2016年10月にアメリカで起こった事件です。
約5時間にわたってインターネットに繋がらない事態が発生しました。これにより、大手SNSや通販債などを含む有名なサービスが被害を受けました。

この事件は、DNS(Domain Name System)が攻撃されることで起こりました。そのDNSへの攻撃がMiraiによって支配されたIoT機器を利用したDDoS攻撃でした。ビデオレコーダーや監視カメラなどが形成するボットネットが攻撃に利用されたと考えられます。

その他に、あるコンピュータ周辺機器メーカーが販売したブロードバンドルーターに脆弱性があり、Miraiの大規模な感染を招いた事例もあります。この事件は、2017年に起こり該当メーカーは脆弱性の修正対応に追われることになりました。

Miraiのウイルス感染対策は?

Miraiの感染を防ぐにはどのような対策が必要なのでしょうか。

パスワードを複雑で長いものに

IoT機器がMiraiの被害にあった原因の1つにパスワード設定があります。簡単に特定されないパスワードに設定する必要があります。

具体的にはどのようなパスワードがいいのでしょうか。

・初期設定のままにしない
・推測可能なパスワードにしない
・パスワードを使いまわさない
・意味のある言葉を使わない
・8文字以上で大文字や小文字、数字、記号などを混ぜる


上記のことを守ってパスワードを設定しましょう。

IoT機器は使っているものだけ電源をつける

使っていないIoT機器の電源を入れたままにしていると、インターネット経由で乗っ取られるリスクがあります。また、使っていない機器のため乗っ取られていることに気づくことが困難になり、被害が拡大しやすい危険性があります。

このような被害が起こらないように使用していない機器や故障した機器は電源をOFFにし、コンセントを抜いて完全に機能を停止させましょう。
使わない機器でもアップデートは必ず行いましょう。いざ使う時にアップデートをしていないことでウイルスに感染する恐れがあります。なので、必ずアップデートは行いましょう。

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

ダクト内の火災の初期対応を強化しませんか?

火災は様々な原因で起こりますが、その一つに工場や飲食店には欠かせないダクト内による火災があります。
ダクト内にはヒュームや油などが堆積し、なんらかの原因で吸い込んだ火花がそれに着火し火災が発生します。
その結果、設備の損壊や営業停止など大きな影響を与えます。

火災が起きたときに活躍する防火ダンパーがあります。防火ダンパーは、火災が起きたときにある一定の温度に達すると防火ダンパーが感知して火災を最小限に抑える機能です。しかし、防火ダンパーの後ろで起こった火災には気づくことができないというデメリットがあります。
そのため、火種に気づくのはダクトの表面が高温で赤くなったときか表面上に炎として現れたときに発覚するため発見が遅くなります。

そこで自社商品のFiredogを開発いたしました。
FireDog画面 FireDogは、温度センサやガス検知センサを設置ダクトの仕様を考慮して最適な場所に設置し、リアルタイムに計測します。火の特性を活かし、入口と出口の温度差や一酸化炭素濃度の変化を検知し、ダクト全域で検知することで火災の進行を防ぎ初期消火を可能にしています。
異常判定時には、パトランプや警報ブザーで火災をお知らせします。また、排気ファンの回路に接続して強制的にファンを停止させることも可能です。

FireDogには、火種を検知する方法として2種類あります。

1つ目が温度です。
ダクト内に設置することで温度を感知し、火災が発生しているかを判断します。

2つ目がガスです。
火災が発生すると一酸化炭素など燃焼材によって特徴的なガス、燃焼生成ガスが発生します。ガスの種類はお客様の環境に発生するガスの種類が異なるためガスセンサは、お客様のご使用環境に適したものに変更することが可能です。

2種類の温度センサとガス検知センサが組み込まれているFireDogを取り付けることで早期火災検知への実現をいたします。

弊社は、お客様の要望に対応しながら名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

IoTで空調機のメンテナンス時間を減らしませんか?

最近、IoTというキーワードの認知も広がって、大企業だけではなく中小企業でも業種を問わず本格的に検討する会社様が増えてきました。利用目的は生産性向上に関わる内容が多く、自社の工場や農場などからの問い合わせが増えております。

実際に導入効果を実感していただくまでに、お客様と一緒に試行錯誤して作り上げることも多く、ある程度の期間が必要になります。

今回、ご紹介させていただくのはフィールドエンジニア、メンテナンス会社様に特化したIoTサービスです。低価格で導入でき、効果もすぐに実感できますのでぜひ最後までお読みください。

ここからは、実際に導入したシステムをご紹介させていただき、みなさんの業界でアレンジできるかを検討していただけるとありがたいです。

実績

空調メンテナンスサービス用Iotシステム

業務内容

お客様の工場や事務所などに訪問して空調機を修理する仕事です。

課題

慢性的な人不足に加えて、熟練したエンジニアが減少傾向でした。
また、経験値がものを言う部分も多く資格などがあっても一人前になるまで数年の現場経験が必要になります。
訪問時に症状がでないことも多く、再訪問することも多々あるようです。

解決案 【計測器の見える化】

フィールドエンジニアは機械のお医者さんです。機械の声を目・耳・手  で感じ取り、様々な計測器で症状を絞り込んでいきます。この作業は診断といってまさにお医者さんと同じです。診断結果をもとに、見積作成・修理と進んでいきますので一番大事な工程となり熟練エンジニアが担当します。
この部分を見える化することで経験に左右されない診断が可能となります。

内容として、IoT機器が計測器情報(吐出温度、吸入温度・吐出圧力・吸入圧力・総合電流・圧縮機電流・吹出温度・吸込温度)を最短1秒間隔でクラウドサーバーに送信します。現地にいるエンジニアと同じ情報をブラウザで確認することで、現地に訪問しなくても診断が可能となります。

メリット

・熟練エンジニアがリモートでデータを確認して、アドバイスすることで経験値に左右されない診断が可能となりました。
・保存した取得データを共有することで、エンジニア全体のスキルアップが可能となりました。
・特定エンジニアの作業が減ることで人員配置・工程管理が柔軟になり、就労環境が改善します。
・重要な設備や診断が確定しづらい設備には、システムを接続したままにしました。どこからでもデータを確認できますので突発対応や訪問回数 を削減できました。警報設定で、メールでのお知らせもできます。

まとめ

シンプルなシステムのため、早い段階で導入効果を実感していただき、次のステップに向けた取り組みも依頼していただけました。
今回のシステム以外にも、導入実績はございますが契約の関係でここではご紹介ができません。もし、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

雨の日を快適に過ごすIoTグッズ

いまやあらゆるモノがインターネットに繋がっています。IoTの活用で既存のインフラももっと便利になっていきます。

さまざまなIoTが市場にあふれていますが、今回は雨の日を快適に過ごせるIoTグッズをご紹介します。

WeatherFlow

この「WeatherFlow」は、気象学者やエンジニア、プログラマー、データ科学者たちからなるチームによって開発されました。
日照や紫外線、接触による雨センサー。音波による風力・風向きセンサー、気温、湿度、気圧のセンサーの2つをまとめた機器になっています。

「WeatherFlow」は、40キロ以内の雷を検知でき急な嵐が近づくとお知らせしてくれます。Wi-Fiを通じてスマホやタブレットに細心の天候情報を通知してくれます。バッテリーは1年以上持つので交換も少なく済みます。

家にあるスマートガジェットと組み合わせると雨の日はスプリンクラーを停止したり、風が強くなったらガレージのドアを閉めたり。。。様々な操作を設定することができます。

TeNKYU

TeNKYUは、アプリインストールが可能な電球型のデバイスです。
電球に組み込まれた人感センサーから人の動きをスマートフォンやパソコンにお知らせをすることができます。

アプリの第1弾として、「知らせてくれる天気予報アプリ」を提供しています。雨予報の時は青色。晴れ予報の時は白色にその日の天気を光でお知らせしてくれます。

Umbrella stand

Umbrella standは、その日に傘が必要かどうかを光でお知らせしてくれます。専用アプリ「Mono Manager」をインストールしたスマホを近づけると降水確率に応じて晴れならオレンジ、曇りなら白、雨なら青に光ります。
天気の詳細は、スマホで確認することができます。

まとめ

家を出てから雨と気づくことがあるので、家にいる時に雨か分かるのは便利でいいですね。

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

ソーラー発電で作動するIoTごみ箱!?名古屋・栄で運用開始

株式会社フォーステックは、三井不動産株式会社とメ~テレとともに2022年3月25日(金)、名古屋市・栄にあるHisaya-odori ParkにIoTスマートごみ箱「SmaGo(スマゴ)」を4か所12台設置・運用を開始しました。

どんなごみ箱?

「SmaGo(スマゴ)」は、ソーラー発電で作動するスマートごみ箱です。ごみを自動的に最大5倍まで圧縮し、約600リットルのごみを捨てることができます。また、4G通信機能が備わっているのでごみの蓄積状況をリアルタイムにクラウド上で把握することができます。
そのため、ごみの収集作業を効率化でき回収コストや回収作業に伴うCO2排出量の削減を期待できます。

2020年10月から「SmaGo」を設置している表参道では、ごみ箱の容量増加により街に散乱していたごみが大幅に軽減されました。また、2021年6月から設置している渋谷の「RAYARD MIYASHITA PARK」では、ごみの回収頻度が5割以下になっています。

SmaGo

設置された「SmaGo」は、BigBelly Solar社が開発したスマートごみ箱を活用した株式会社フォーステックが展開するソリューションです。
世界では、50か国以上で7000台以上導入しておりごみの回収の効率化や最適化、街の美化を実現しています。

特徴は?

1.ごみが溜まると自動でごみを5倍に圧縮
2.通信機能でリアルタイムにごみの蓄積量を管理
3.ソーラー発電で蓄電

まとめ

ごみを圧縮することで今まで以上にごみを捨てることができ、回収に行く回数も減らすことができます。そのため、CO2排出量も削減でき環境にやさしいごみ箱です。

関連サイト:https://forcetec.jp/

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから

光合成で発電する藻を使った電池!?1年以上IoT機器を駆動可能

モノがインターネットに繋がることが当たり前になっていますよね。そのIoTを藻類で動かす研究をしている大学があります。

ケンブリッジ大学の研究者らが、藻類を使った環境発電システムを開発したと発表しました。
単三電池ほどの大きさの機器に光合成の際に電流を発生する藻類を内部に含み、IoTデバイスのCPUを1年以上駆動する実証実験に成功しました。

藻類には、種類によって水素を生成したり排水を浄化したり大気中のCO2を除去したりバイオ燃料の原料になったり様々な方法でクリーンな技術を発展させる可能性があると注目を浴びています。

ケンブリッジ大学の研究者たちは、この藻類の発電する能力もあることに着目をしました。

着目したシネコシスティスと称するラン藻の一種は、ほかの植物と一緒で光合成によって太陽から自然エネルギーを得ていますが、その際に微弱な電流を発生しています。なので、水槽の中に電極を入れればその電流を取り出して電池として扱うことが可能になります。

環境発電システムは、一般的に入手可能で安価かつリサイクル可能なパールで作られています。構造はシンプルで小さな容器にシネコシスティスと水を入れただけのものです。この藻類が発生する電気はアルミニウムの電極を通じて外部へ供給できるようになっています。

この研究に共同研究者として協力しているチップメーカーの「Arm」がテスト用プロセッサーの「Arm Cortex M0+」を搭載して機器やデータ収集用のクラウドインターフェースなどを提供して実験を行いました。

実験は屋内と半野外環境にシステムを設置し動作を確認しました。その結果、IoT機器が駆動できる程度の電力があれば、長期にわたり生成・供給が可能ということが確認することができました。
また、昼間だけではなく夜間でもある程度の電力を発生することも分かりました。日中に夜間のためにエサとなる物質を生成して暗くなるとそのエサを消費して電力を発生させているようです。

参照:Energy&EnvironmentalScience

藻類バイオマスとは

上記の研究で使用されている藻は、藻類バイオマスと呼ばれています。
バイオマス(biomass=生物 bio+物質の量 mass)は、生体活動に伴って生成するもの、または生態学の分野で植物・微生物体の有機物を物量換算して涼を表す言葉です。しかし、石油ショック以降「エネルギー源としての生物資源」の意味を含むようになりました。

バイオマスを用いた燃料は「バイオ燃料」と呼ばれています。バイオマスから得られるエネルギーを「バイオエネルギー」「バイオマスエネルギー」といいます。バイオマスが燃焼する際に放出するCO2は、生物の成長過程で光合成をおこない大気中から吸収されたCO2です。化石燃料由来のエネルギーや製品をバイオマスで代替することで問題になっている温室効果ガスの1つであるCO2の排出量削減に大きく貢献することができます。

微細藻類によるバイオ燃料は、植物由来のバイオ燃料に比べ桁違いに生産効率が高いです。また、トウモロコシのように食品利用との競合もないため次世代のバイオ燃料として注目されています。

まとめ

この藻類を使用したシステムは、5年以内に商用利用が可能になると研究者たちは予想しています。どんどん研究が進み世界的にこのシステムが広がれば地球温暖化問題のCO2を大幅に削減することができるかもしれませんね。

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから