世界でのIoT導入事例【3選】

日本でも徐々にIoTの製品が身近になってきています。しかし、世界から見れば日本のIoT導入はまだまだ少ないようです。
では、世界ではどういうところにIoTを導入しているのでしょうか。

IoTとは何?

IoTについては、別の記事で詳しく紹介しています。ここでは、簡単に説明します。
「IoT」は身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる仕組みのことです。IoTは、Internet of Thingsの略で、「モノのインターネット」と訳されます。
あらゆるモノがインターネットに接続することで、個別にデータを取得できそのデータをもとに制御することが可能になります。

世界のIoT導入事例

ニューヨーク(アメリカ)

2016年に「Smart City Expo World Congress」でニューヨークは、ベスト・スマートシティとして表彰されているスマートシティ先進地域です。
ニューヨークでは、使用していない公衆電話を無料Wi-Fiスポットのキオスクに変換する大規模インフラプロジェクトを行っています。
LinkNYCは、高さ約3m、幅約30cmのタワー型です。両脇には、広告が表示される液晶パネルが搭載されています。
携帯電話の充電や無料国内電話などの機能が搭載されています。また、緊急電話へのダイヤルも可能です。

トロント(カナダ)

「Sidewalk Toronto」と名付けられたプロジェクトがトロントで推進されており、住民の行動データなどのさまざまなデータを収集し、データをもとに住民や環境に良い暮らしを作ることを目標としています。
プロジェクトには、Googleのグループ企業であるSidewalk Labs社が参画しています。あらゆる場所でヒト・モノの動きをセンサで把握しており、ビックデータを活用した街づくりを目指していますがデータの活用やプライバシー問題などで議論が繰り広げられています。

エストニア

日本では、あまりなじみのない国だと思いますがスカイプ発祥の国です。さらに、IT先進国として知られています。先進的な取り組みとして代表的なのが「電子政府」です。
例えば、国政選挙で世界初の電子投票が行われています。また、2002年から始まった国民IDという制度ですが、国民やエストニアへの移住者に国民IDを「eIDカード」として発行するという制度です。現在、98%のエストニア人がeIDカードを所有しています。
eIDカードはパスポートや国民健康保険証として機能するほか、電子投票の本人確認やオンラインで手続き可能な行政手続に使用されています。

まとめ

今回紹介した以外にも世界では、たくさんのIoT導入がされています。
行政の手続きがオンラインで可能になるのは、とてもいいなと調べていて思いました。日本でもオンラインで手続きができる日が来ることを楽しみにしています。

弊社では、新規開発を承っています。「こんなアイディアがある」「こんな製品出来ないかな」「コラボレーションできないかな」などありましたらお気軽にお問い合わせください。ご相談もお待ちしております。 ご相談・お問い合わせはこちらから

トイレにIoTを設置すると何がいいの?

出先でトイレに行きたくなり、近くのトイレに入ったら人が並んでいたという経験や空いているトイレを探して歩き回ることがあると思います。では、トイレにIoTを設置することでどう変わるのでしょうか。

トイレにIoTで実現する事

IoTを設置すると空き情報が分かるほかにも利用者や管理者にメリットがあります。

トイレの空き情報が分かる

施設内にあるモニターに空いているトイレを表示したり、スマホから空いているトイレを探したりすることができます。さらにトイレの待ち時間の目安も表示されるので、待ち時間が短いトイレを探すことできます。

トイレの異変検知

トイレが詰まっていたり、水が漏れていたり人が見て発見するのには時間がかかってしまいます。IoTセンサーを設置すれば異常を検知した際に、管理者に通報がくるので復旧作業を早く行うことができます。

トイレの節水

トイレを流すときに使用する水の量は古いものだと13Lも使用します。新しいものだと6L~4Lです。しかし、IoTセンサーを設置するとトイレの利用時間に応じて水の量を調整してくれるので節水効果が見込めます。

まとめ

トイレにIoTを設置することで空き情報だけではなく、異常検知や節水もすることができます。空き情報が分かれば空いているトイレを探して歩き回ることがなくなりますね。
弊社では、新規開発を承っています。「こんなアイディアがある」「こんな製品出来ないかな」「コラボレーションできないかな」などありましたらお気軽にお問い合わせください。ご相談もお待ちしております。


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ICTって何?ICTが作る未来とは

ICTとは

ICTは「Information and Communication Technology」の略です。日本語では、情報通信技術といいます。ICTはITに「Communication」という言葉が入っており、ITよりも通信によるコミュニケーションを重要としています。

ITとの違いは?

ICTは、ITに「Communication」を追加した言葉ですが、何が違うのでしょうか。

ITとは

ITは「Information Technology」の略です。日本語では、情報技術といいます。PCのハードウェアやアプリケーション、OA機器、インターネットなどの通信技術など様々なものを含んでおり、日本では2000年にIT基本法が制定され広まりました。

ICTとITはほぼ同じ意味の言葉ですが、何を重要としているかがポイントです。ITは、コンピュータやソフトウェアなどコンピュータ関連の技術を指す言葉ですが、ICTは、情報を伝達することを重視しており、医療や教育などにおける技術の活用方法などを指しています。
国際的にはICTという言葉のほうが広まっており、日本でいうITの意味も含めてICTと呼ばれています。そのため日本でもITに代わってICTが広まりつつあります。

政府が進めるICT

政府は国が抱える地域活性化、社会保障費の増大、大規模災害対策などに対応するためICTの利活用を促進するために様々な施策を展開しています。

IoT、データ活用

IoTを活用すると膨大なデータがインターネット上に集まります。総務省では、IoTを様々な分野に導入し、一定のルールのもとでデータを収集しビックデータとして活用することを目標としています。

地域活性化

総務省は、「一億総活躍社会」や「地方創生」の実現のために、時間と場所を選ばない柔軟な働き方「ふるさとテレワーク」を推奨しています。テレワークにより都市部以外の地方でも仕事をできるようにすることで、地方の人口を増やす取り組みも行っております。

サイバーセキュリティ

官公庁や民間企業などにおける機密情報の窃盗等のサイバー攻撃が頻発しています。その対策として、実践的なサイバー防衛演習の強化等を通じて人材育成や安心・安全なネットワーク環境の実現を目指しています。

医療・健康・介護

超高齢社会に突入し、社会保障費の増大や生産年齢人口の減少等の課題をICTを活用して解決しようとしています。地域が保有する医療情報を安全に共有し遠隔医療を行えるよう、情報通信ネットワークやクラウド技術を活用した医療の安全性向上や業務効率化等を推進しています。

教育・人材

地方でも都市部に劣らない最先端の学習を受けられるようにクラウド等を活用した、教育ICTシステムの環境構築や若年層に対するプログラミング教育の推進に取り組んでいます。

防災(G空間、Lアラート、Wi-Fi)

地震などの災害から国民を守るためにLアラート(災害情報共有システム)を活用した災害情報伝達手段の普及拡大が求められています。G空間情報(地理空間情報)を活用し、ピンポイントで詳細な防災情報を届けることができます。防災拠点等に無料Wi-Fi環境の整備をすることにより災害情報や安否確認を素早く行うことができます。

総務省「ICT利活用の促進」参照

まとめ

ICTが普及し安全かつ暮らしやすい世の中になるといいですね。
MTLでは、新規開発の依頼をお待ちしております。「こんな製品できないかな」「こんな技術があるけどコラボレーションできないかな」など、何でもお聞かせください。


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いまさら聞けない、IoTは何が必要なの?

IoTについて大体わかっているけど、何が必要なのか分からない方はいませんか。
今回は、IoTを使うには何が必要なのかを見ていきましょう。

IoTとは

IoTとは、「Internet of Things」の頭文字をとった用語で、モノのインターネットと呼ばれています。モノをインターネットに接続し、情報を交換することで遠隔からの計測、制御などを行うことができるようになります。

IoTを使うには何が必要なの

IoTを使うには様々な技術が必要です。
センサーや端末を経由して取得・集約したデータをクラウドサーバーに蓄積し、解析することで、IoTのサービスを提供する準備が整います。
IoTを使うにはどのようなモノが必要なのか見ていきましょう。

1.データを取得する

センサーやデバイスを使用して取得するデータには、温度や湿度、気圧、圧力、流量、GPSによる位置情報、加速度やジャイロセンサーによる角速度など目的に応じて様々な種類のデータがあります。

2.データを集約する

センサーやデバイスが取得したデータは、1ヶ所に集約されます。集約するには、「無線通信」と「クラウド」の技術が必要になります。
センサーやデバイスをネットワークに接続する方法は、有線と無線の2種類の方法があります。無線通信を使用するメリットは、通信ケーブルが不要になるため、センサーなどの設置の自由度が上がります。
データ収集に必要な技術、「クラウド」についても見ていきましょう。センサーやデバイスから取得したデータは、サーバーなどに集約する必要があります。IoTのデータ収集の特徴には、広いエリアからデータを取得するケースがあります。 自動車や建設機械、スマートフォンなど移動する場合にも、クラウドであればいつでもどこでもデータ取集を行うことができます。

3.データを解析する

データを集約したら終わりではなく、解析することで役に立つデータになります。
集められた大量のデータは、「ビックデータ」と呼ばれています。ビックデータの解析には、統計的な手法などが利用されていますが、最近注目されているのがAIを利用した解析です。
雑多に見えるデータを様々な角度から見ることで、新しい問題点や改善点が分かるので、新たなビジネスのヒントを見つけることができます。

IoTはどんなことに活用されているの

身近なところだと、ドアの開閉や駅のロッカー、トイレの空き状況を知らせるサービスなどがあります。
また、ハウス栽培での水やりや肥料の自動システム、電気量の把握・制御など様々なところにIoTは活用されています。
ビジネスで様々なIoT活用がされていますが、アイデアはあるけどどうすればいいのか分からないことがあると思います。弊社では、新規開発を承っていますので、お気軽にご相談ください。


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IT、ICT、IoTの違いは何?

IT、ICT、IoT…。似たような名前がたくさんあり、どの言葉がどのような意味があるのか、分からなくなりますよね。そこで今回は、IT、ICT、IoTの違いについて説明していきます。

IT、ICT、IoTの違い

ITは「Information Technology」の略語で、情報技術と訳されます。
ICTは「Information and Communication Technology」の略称で、情報伝達技術や情報通信技術などと訳されます。
IoTは「Internet of Things」の略語で、モノのインターネットと呼ばれています。
ITとICTの説明は似ていましたよね。もう少しITとICTを掘り下げて説明していきましょう。

ITとICTはほぼ一緒!?

ITとICTはほぼ一緒ですが、大きな違いとしてICTには、Communicationというワードがあり、「ヒトとヒト」「ヒトとモノ」それぞれの間で情報や知識を共有しています。
ITは、コンピュータに関する技術、ICTはコンピュータに関する技術の活用方法を指すワードとして使い分けるときもあります。
日本ではITのほうがICTよりも浸透していますが、国際的にはICTを用いるのが一般的です。近年、省庁がITからICTへと呼び名を変える動きをみせています。今後はICTがより身近になるかもしれません。

それぞれの活用方法

IoTの活用方法は別の記事で話しましたが、ITとICTはどのような活用方法があるのでしょうか。

1.ITとICT

IT、ICT化には次のような活用方法があります。

離れた場所でもリアルタイムに会議ができる

導入している企業も多くあると思います。電話では伝えるのが難しい話や顔を見て話をしたいときに便利ですよね。

従業員の勤怠管理

従業員の勤怠管理を紙で行っていると急な欠勤や変更があった場合、いちいち紙に変更を記入するのは大変だと思います。それをIT、ICTで管理できればリアルタイムに内容を変更できます。

ICT教育

授業の内容をノートに書き写したり、教科書を読んだり…。今まで当たり前に行ってきた行動がICTを導入すると、パソコン(タブレット)を使用し、電子教科書、電子黒板で授業を受けることができます。

2.IoT

IoT化には次のような活用方法があります。

スマート家電

別の記事で詳しく説明していますが、家電がネットにつながり家の外にいてもクーラーをつけたり、お風呂を沸かしたりすることができます。

医療分野での活用

ウェアラブル端末を体に装着することで、心拍数や体温などを検知することができるので、自分の健康状態の確認や医師との情報共有が可能になります。

まとめ

IT、ICTはこれまで時間がかかっていた作業が効率化し、タブレット端末でデータのやり取りをすることでペーパーレス化やコスト削減をすることができます。
IoTは、インターネット経由での情報のやり取りが可能になり、自動制御、遠隔操作を行うことができます。
上記で紹介した活用方法以外にも、「こんなところで活用できないかな」「こんなことをIT、ICT、IoTでやってみた」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


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AIで変わる医療の世界

病気になるのは嫌ですよね?私は嫌です。風邪をひくと、体はえらいし、ご飯は食べたくなくなるし・・・。
ただの風邪ならいいですが、ガンや難病だったらと、考えると早期に直したいですよね。
最近よく耳にするAIが医療現場でも活躍するようになったら、病気の早期発見や解析を手伝ってくれます。国内では、コンピュータ企業が開発したAIが過去の論文データを参考にしてわずか10分で診断し、特殊な白血病患者の命を救うことができました。

医療現場に導入するメリットとデメリットは?

AIのメリットデメリットは?
AIを導入して何が変わるのか、気になりますよね。医療現場に導入するメリットとデメリットを考えていきたいと思います。

1.導入するメリット

・画像診断
・過去の論文データとの照合
・データの整理・入力

上記で分かる通り、AIはデータを扱う業務に適しています。
画像の解析やデータの入力等にかかる労力がAIを導入することによって、大幅に減少し、精度が向上します。

2.導入するデメリット

・まだまだ発展途上の技術
・機器の誤作動やプログラムのバグなどで起こる誤診の可能性

ディープラーニング技術が発展したといっても、まだ例の少ない症状の場合は正確性が難しいです。機械の故障やプログラムのバグによる誤診の可能性もゼロではありません。 今後、AI技術は発展していくでしょうが現在はまだ万能だとはいえません。 しかし、医療現場ではAIがすでに導入されています。それは、人間にはできない発見や診断を行っているからです。

これからの医療

AIタブレットで問診表を記入できたり、画像解析でガンの転移を発見する実験が行われたり、現在でもAIが活躍しています。AIの導入メリットを生かしつつ、デメリットを改善できればもっと医療の現場でAIが活躍するかもしれません。
医療以外にもこんなところで使用できないかな、などありましたらお気軽にお問い合わせください。


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