「漏れてないのに3人も?」──窒素圧確認作業の効率化を考える

エアコンの取り付け工事や空調設備の工事では、「配管がちゃんとつながっていて、ガスが漏れていないかどうか」をチェックする作業があります。
現場では当たり前の作業ですが、実はこの確認作業に思った以上の人手と時間がかかっていること、ご存じでしょうか。
とくに「窒素圧確認」と呼ばれる作業では、配管の中に窒素を入れて、気密性に問題がないかを確認します。この工程は漏れがなかった場合でも2人、3人と現場に行くのが習慣になっていて、「正直、もったいないよな…」という声が多く聞こえてきます。
人手不足とコストの高騰が進むなかで、こういった“当たり前”を見直すタイミングが来ているのかもしれません。

窒素圧確認の工程とは?

工事が終わったらすぐにガスを通すのではなく、まずは配管のつなぎ目に問題がないかを確認します。
そのときに使うのが「窒素」です。
窒素を配管に入れて、圧力計をつけて、1日ほど様子を見ます。そして翌日、圧力が落ちていないか確認しに行く。これが一連の流れです。

漏れがある場合の対応と人手の必要性

もし、圧力が落ちていたら…これはどこかで漏れているサインです。漏れている場所を探して、修理しなければいけません。
でもその場所が、天井裏や壁の中に隠れていたらどうでしょう?
一人じゃ確認もできませんし、脚立や道具を渡す人も必要になります。となると、最低でも2~ 3人は現場に必要になります。

「漏れてないとき」でも3人で行く理由とは?

問題はここです。
漏れがあるならともかく、実際には「漏れていないこと」のほうが多いのです。にもかかわらず、「万が一に備えて」いつも3人で現場に行く。
これが毎回続くと、人件費や移動時間がかなりのムダになります。現場では「もれてなかったら1人で十分だったな…」というのが本音です。

見逃されがちな“ムダ工数”の正体

作業って、実際の“手を動かす時間”より、移動や準備、待機にかかる時間の方が多いこと、ありませんか?
たとえば、現場が遠ければ片道1時間以上かかることもありますし、現地に着いても作業開始まで待つこともあります。こうした「実は何もしていない時間」もすべて人件費として積み重なっています。

実際の作業は1人で十分なケースも多い

漏れがなければ、圧力計を見て、数値を記録して、「OK」と判断するだけです。これだけのために3人が現場に向かうというのは、やっぱり非効率です。実際、「1人で回せる現場なのに、保険的に複数人で動いてしまう」こと、よくありますよね。

「念のため」が繰り返す非効率

現場では「いつも通り」が一番安心です。でも、「念のため3人で行こう」「何かあったら怖いから」という気持ちが毎日のように積み重なっていくと、かなりのムダになってしまいます。
効率化の第一歩は、この“なんとなく”を見直すことかもしれません。

窒素圧確認作業の効率化に向けた具体的なアプローチ

遠隔監視システムの導入による“現地訪問ゼロ化”

最近では、窒素圧のデータをスマホで確認できる機器も登場しています。現場に行かなくても、リアルタイムで圧力を確認できるので、「とりあえず見に行く」必要がなくなります。

センサーとクラウドを組み合わせれば、「問題があるときだけ通知が来る」ように設定することも可能です。毎回現場を見に行かなくても、事務所や移動中に確認して、必要なら対応する。そんな働き方が現実になってきています。

遠隔監視導入によるコスト削減効果とは?

削減できる人件費と移動コスト

1回あたりの移動が減れば、ガソリン代や駐車場代、人件費など、目に見えるコストも大きく削減できます。数件現場が重なる日なんかは、効果がとても大きく感じられるはずです。

チェックミス防止・品質向上も同時に実現

数値を自動で記録してくれる機器なら、書き間違いや見落としもなくなります。結果的に品質も上がり、「あのときちゃんと見ておけばよかった…」なんて後悔も減ります。

小規模現場・多拠点現場でこそ威力を発揮

特に1人でいくつもの現場を回っている方にとっては、こういった仕組みがあると負担がグッと軽くなります。現地に行かなくても「ちゃんと確認した」と言える仕組み、これからどんどん広がっていくでしょう。

まとめ

窒素圧確認作業は、空調設備の安全を守るために欠かせない工程です。ただ、そこにかける人手や時間が、いつの間にかムダになっているケースも少なくありません。
「漏れていないのに何人も行く」──この現場の“あるある”を、そろそろ見直してみませんか?
ちょっとした工夫や新しい仕組みの導入で、驚くほど仕事がラクになるかもしれません。

弊社はこうした現場の悩みを少しでも減らせるよう「窒素圧遠隔監視システム」を開発しています。
現場に行かなくても、スマホやパソコンからリアルタイムで圧力の状況を確認できる仕組みです。
これにより、ムダな移動や人員の手配を減らしながら、必要なときだけ的確に対応できるようになります。

「もっと詳しく知りたい」「実際の運用イメージを聞いてみたい」などがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

エネマネ事業者に採択されました!!

エネマネ事業者に登録されました
2024年3月28日

MTLはエネマネ登録事業者に登録されました。
https://sii.or.jp/koujou06r/first.html

エネマネ事業者とは

一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)に登録されたエネルギー管理支援サービス事業者です。
工場や事業所において導入された、省エネルギーに寄与する設備・システムやエネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入し、エネルギー管理支援サービスを通じて工場・事業所毎省エネルギー事業を支援する役割を担います。

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観光庁による宿泊施設向け補助金について(2025年度)

観光庁は、宿泊施設向けの2つの補助金の公募を2025年3月24日より開始しました。これらの補助金は、宿泊施設の省エネ対策および人材不足対策を目的としており、対象事業者はぜひ活用をご検討ください。

宿泊施設サステナビリティ強化支援事業

本補助金は、宿泊施設における省エネ対策を支援することを目的としています。

詳細情報

・ホームページ
令和7年度 宿泊施設サステナビリティ強化支援事業|国土交通省 観光庁
・公募期間
2025年3月24日(月)~5月30日(金)
・事業完了報告期限
2026年2月27日
・補助率
1/2(上限額:1,000万円)
・補助対象設備
省エネ対策に資する設備(省エネ型空調・冷凍プラグインショーケース等)
・対象経費
設備の購入・設置に要する経費

観光地・観光産業における人材不足対策事業

本補助金は、宿泊施設の人手不足解消を目的としたシステム導入を支援します。

詳細情報

・ホームページ
観光地・観光産業における人材不足対策事業 特設Webサイト|観光庁
・公募期間
2025年3月24日(月)~5月30日(金)
・事業完了報告期限
2026年1月9日
・補助率
1/2(上限額:500万円)
・補助対象設備
人手不足解消に資するシステム(例:DK-CONNECT)
・対象経費
設備の購入・設置に要する経費、サブスクリプション販売形式製品およびその保守費(最大2年分の前払い可)

対象事業者

以下のいずれかに該当する宿泊施設が対象となります。

1.宿泊業の高付加価値化のための経営ガイドラインに基づく登録制度に登録済み、または申請中の事業者。
2.有価証券報告書を提出する会社であり、かつ 観光施設における心のバリアフリー認定制度の認定を取得済み、または1年以内に取得予定の事業者。

(登録されていない施設であっても、これから申請する場合は対象となります。)
※人材不足対策事業のみ追加要件
・地域と連携し、地域一体での求人活動等、人手不足解消の具体的な取組を行っていること。

採択にあたり優先される要件

(前年度公募より変更あり)
1.宿泊業の高付加価値化のための経営ガイドラインに基づく登録制度において、「高付加価値経営旅館等」の登録を受けた事業者。
2.上記の事業者の中で、以下の【資料 A】または【資料 B】を提出する事業者。
・【資料 A】 宿泊施設の損益管理実態が分かる資料
・【資料 B】 集客促進を目的とした顧客情報の管理や統計分析等を実施していることが分かる資料
※ 優先要件に該当する事業者の中から、早期申請者より審査・採択が進められます。

本補助金は、宿泊施設の省エネ対策および人材不足対策を支援する重要な制度です。公募期間は2025年3月24日~5月30日と限られているため、早めの申請が推奨されます。対象となる宿泊施設は、補助金を活用し、持続可能な経営の実現に向けた設備投資を検討してみてはいかがでしょうか。

弊社は、補助金を利用しての高機能換気設備の導入を支援・設置工事をした実績があります。
申請したい方・興味がある方はお気軽にお問い合わせください。




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事務所移転のお知らせ

このたび、弊社は、2025年1月13日より下記の住所に移転する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。

社員一同心を新たに、皆様のご期待に添えるよう努めてまいりますので、新しい環境でも引き続きご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

【移転に伴う新住所】
〒457-0844
愛知県名古屋市南区堤町2丁目48番地
※電話番号とFAX番号は変更ございません。
※新事務所の裏に駐車場がございますので、お車でお越しの際はぜひご利用ください。

年末年始休業のお知らせ

誠に勝手ながら、弊社では下記の通り年末年始休業とさせて頂きます。
お客様にはご不便お掛け致しますが、予めご了承頂きますよう よろしくお願い申し上げます。

【年末年始休業期間】
2024年12月28日~2025年01月05日

【お問合せについて】
休業期間中メール・FAXでのお問合せは受付けておりますが
ご回答については、6日より順次対応させて頂きますので 何卒、ご了承下さいますよう、お願い致します。

DX総研で弊社サービスが紹介されました!

DX総研でおすすめのDXサービス・ソリューション提供会社として紹介されました!

株式会社CREXの運営するDX総研の「おすすめのDXサービス・ソリューション提供会社」の記事に掲載されました。

「株式会社CREX」は、メタバース、AI活用とDX推進に向けたコンサルティング・開発サービスを提供し、幅広い業界・テーマにおける数多くの企業様をご支援しています。


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2024年夏季休業のお知らせ

誠に勝手ながら、弊社では下記の通り夏季休業とさせていただきます。
お客様にはご不便お掛け致しますが予めご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。

【夏季休業期間】
2024年08月13日~2024年08月15日

【お問合せについて】
休業期間中メール・FAXでのお問合せは受付けておりますが
回答については、2024年08月16日より順次対応させていただきますので 何卒ご了承下さいますよう、お願いいたします。

令和5年度補正予算「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金(工場・事業場型)」3次公募開始

令和5年度補正予算において、「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金(工場・事業場型)」が3次公募開始しました。

省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金(工場・事業場型)とは

工場・事業場におけるエネルギー消費効率の高い設備への更新等を支援することを目的としています。

公募期間

2024年7月23日(火)~8月30日(金)

対象設備

本公募では、以下の3種類の設備が対象となります。
先進設備・システム型
・機器設計が伴う設備又は事業者の使用目的や用途に合わせて設計・製造する設備等
・省エネ効果が特に大きい設備等

電化・脱炭素燃転型
・化石燃料から電気への転換や、より低炭素な燃料への転換等、電化や脱炭素目的の燃料転換を伴う設備等
・CO2排出量削減効果が特に大きい設備等

エネルギー需要最適化型
・エネルギー使用量を最適化するシステムを導入する事

エネルギー需要最適化型について

SIIに登録されたエネマネ事業者と「エネルギー管理支援サービス」を契約し、 SIIに登録されたEMSを用いて、より効果的に省エネルギー化及びエネルギー需要最適化を図る事業です。
以下の取組みが対象となります。

EMS(エネルギーマネジメントシステム)機器の導入

申請単位で、「EMSの制御効果と省エネ診断等による運用改善効果」により、原油換算量ベースで省エネルギー率2%以上を満たす事業

補助対象経費

設計費・設備費・工事費

補助率

中小企業者等:1/2以内
大企業、その他:1/3いない

補助金限度額

【上限額】1億円/事業全体
【下限額】100万円/事業全体
※複数年度事業の1事業当たりの上限額は1億円

弊社は、補助金を利用しての高機能換気設備の導入を支援・設置工事をした実績があります。
エネルギー需要最適化型を申請したい方・興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

補助金の詳しい内容は下記URLからご覧ください。
https://syouenehojyokin.sii.or.jp/124business/

弊社製品、FLEXDOORはEMSの対象機器です。
導入したい方や相談したい方はお気軽にお問い合わせください。


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エネマネ事業者採択結果

エネマネ事業者に登録されました
2024年5月24日

MTLはエネマネ登録事業者に登録されました。
https://sii.or.jp/setsubi05r/first.html

エネマネ事業者とは

一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)に登録されたエネルギー管理支援サービス事業者です。
工場や事業所において導入された、省エネルギーに寄与する設備・システムやエネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入し、エネルギー管理支援サービスを通じて工場・事業所毎省エネルギー事業を支援する役割を担います。

・令和5年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業
・令和5年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業

上記の補助金において申請代行からEMS導入まで幅広くサポートさせて頂きます。

当社EMS製品詳細「FLEX DOOR

補助金詳細については一般社団法人 環境共創イニシアチブホームページをご覧ください。
https://syouenehojyokin.sii.or.jp/34business/ ご相談・お問い合わせはこちらから

令和5年度補正予算「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」

令和5年度補正予算「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」」の2次公募が開始しました。

事業の目的

省エネルギー投資促進支援事業費補助金は、事業者が計画した省エネルギーの取組のうち、省エネルギー効果の要件を満たす事業に要する経費の一部を補助して省エネルギー化事業を支援するものです。

公募期間

2024年5月27日(月)~2024年7月1日(月)17:00必着

※申請書類は、配送状況が確認できる手段で郵送してください。(直接、持参はだめです。)
※交付決定は、8月下旬を予定しています。

補助対象事業

省エネルギー投資促進支援事業費補助金は、省エネルギー性能の高い設備及び機器への更新等に要する経費の一部を支援する補助金です。
以下の事業区分(Ⅲ)(Ⅳ)に該当するものが補助対象事業となります。

(Ⅲ)設備単位型
省エネルギー性能の高いユーティリティ設備・生産設備等への更新する事業

(Ⅳ)エネルギー需要最適化型
計測・見える化・制御等の機能を備えたエネルギーマネジメントシステムを導入する事業
※今回の補助金では、(Ⅳ)のみを単独で申請する場合、補助対象外となります。
(Ⅳ)のみを単独で申請する場合は、令和5年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金で申請してください。

詳しい情報は下記URLからご覧ください。
https://sii.or.jp/setsubi05r/overview2.html

弊社は、補助金を使用しての高機能換気設備導入の実績があります。
補助金について相談した方はお気軽にお問い合わせください。


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