IoT

カーボンニュートラルでIoTができることは何?

2020年10月に政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするとカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

カーボンニュートラルとは

温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることです。
「排出を全体としてゼロにする」というのは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量から植林や森林管理などの吸収量を差し引いた合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
※排出量や吸収量は、人為的なものをさしています。

地球温暖化の現状

地球温暖化によって、世界の平均気温は上昇を続けています。
気候変動に関する政府間パネルの第5次評価報告書(2013年~2014年)によると、1880年から2012年の間に0.85℃も上昇したという結果が出ています。
世界で気温が上がっていますが、日本でも平均気温が100年あたり1.11℃のページで上昇しています。涼しいと気候の北海道でも夏は30℃を超える日が増えています。

平均気温の上昇のほかに、地球温暖化の原因の大半を占めている二酸化炭素などの温室効果ガスも問題になっています。
二酸化炭素などの温室効果ガスが増加し濃度が高くなると、温室効果が高まり地上の温度が上昇してしまいます。これが地球温暖化です。
地球温暖化を防止するために二酸化炭素の排出を減らそうとしてきましたが、増加しているのが現状です。

地球温暖化を抑制するには

最初に記述したように、政府は「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と宣言しました。さらにそこで、環境関連分野のデジタル化や省エネルギーの徹底などについても言及しています。

実現は簡単ではありませんが、水素や燃料電池、カーボンリサイクル、IoTなどを活用していくのが重要です。 ここでは、IoTでどのようにカーボンニュートラルの実現につながるかご説明いたします。

IoTで出来ること


IoTとは、Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」と呼ばれています。身の回りのあらゆるものがインターネットに繋がる仕組みのことです。
IoTについては別記事で説明しているので是非読んでみてください。

IoTは、下記のようなことができます。
・モニタリング
・予防、予知
・データ連携、モバイル連携
・遠隔制御

IoTを活用することで、あらゆるモノの消費電力や稼働のデータを収集して「見える化」することできます。
収集したデータを解析することで無駄な電力を抑えることができるので省エネを推進することができます。

例えば、工場内のエネルギーを「見える化」してどの設備が大量に電力を消費しているか使用していない設備はないかを確認することができます。また、照明を人感センサーにすることで人がいないときについている照明の消費電力を削減することができます。

まとめ

IoTを活用して省エネを推進していきたいですが、人材不足が問題になっています。IoT技術を活用していくとともにIoT技術を有した人材を育てていくことも大切です。

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


ご相談・お問い合わせはこちらから