IoT

IoTを支えているBLEとは何?

Bluetooth技術は、セキュリティの技術を維持しながら電力消費も少ないので、大型の電子機器のランニングコストを下げることができます。
Bluetooth技術の中でも小さな電子機器用の技術があります。それは、今回ご紹介するBLEです。

Bluetoothとは

BLEの説明をする前にBluetoothついて説明いたします。

Bluetoothは近距離無線通信の規格のひとつです。イヤホンやマウス、キーボードなどで使用している人も多いのではないでしょうか。

Bluetoothの特徴として
・省電力
・近距離
・通信速度がまあまあ早い
・パーソナルユースの機器に強い
です。

Bluetoothの規格の中でも、省電力に特化するために新たな発想で出来た通信方式がBLEです。
BLEと区別するために昔からの通信方式をBluetooth Classic(ブルートゥース・クラシック)と呼びます。
Bluetooth ClassicとBLEは、同じBluetoothの通信規格に含まれていますが全く違う通信方式です。

では、次にBLEについて説明いたします。

BLEとは

BLEは、Bluetooth Low Energyの略でBluetooth Classicよりも省電力な通信方式です。使い方によっては、コイン電池で何年も交換をせずに使用することができます。
また、スマートデバイスとの親和性も高いです。主要なスマートデバイスで利用できるようになっています。

BLEの注目ポイント

電力消費量

Bluetooth全般の特徴ですが、電力消費量が低いです。その中でもBLEはさらに低いです。
モバイルやタブレットなどの電子機器は、起動していないときでも細かい情報を伝達するためや環境を維持するために完全に電源が切れないスリープモードで活動しています。
BLEはスリープモードに対して消費電力量を抑えることに成功しています。さらに、active時の電力消費量もBluetooth Classicに比べて1/10まで抑えることに成功しています。

セキュリティ

BLEは、Bluetooth Classicと同じアダプティブ周波数ホッピングを利用しています。
また、アダプティブ周波数ホッピングはかでにゃ産業機器、医療機器と様々な電子機器が使用されているような環境でも十分な性能を発揮することができます。
それに加えて、アダプティブ周波数ホッピングを利用するためのエネルギー消費を最小限にするためにチャンネル数を減らしつつスペックを維持しています。

使用や設計のしやすさ

BLEとBluetooth Classicの両方が機能するデュアルモード技術が開発されています。さらに、Bluetooth Classicのそばでネットワークやほかの機器に接続していないBLE技術も簡単に導入することができるようになっています。
なので、組み込みの設計も簡単で今までの機器と併用していくことも可能です。

まとめ

IoTを使用する際は、Bluetoothを使う機会が多いと思います。
その中でもBLEと呼ばれる通信方式は、消費電力量が少なく今までの技術とも併用できるのでイニシャルコストもランニングコストも低い技術として注目されています。

弊社は、名古屋でIoTの開発・販売を行っています。
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