IoT

農業に使われているIoT技術

生きていくうえで大切な野菜や穀物を育てている農業は知識や経験、技術が求められていました。
そんな農業にICTやロボット、AI技術を活用したスマート農業が注目されています。

スマート農業とは

ICTやIoT、ロボット技術を活用した農業のことです。
海外では、

・スマートアグリカルチャー
・スマートアグリ
・アグテック
・アグリテック

など呼ばれています。

スマート農業の目的

日本の農業にスマート農業を導入する目的として下記のことが考えられます。

1.農作業の労力軽減
日本の農業は高齢化が進んでいます。深刻な人手不足に陥っている中、農業の力仕事などをICTやIoTを活用して軽減することが求められています。

2.農業技術の継承
新機能業者への技術継承です。
後継者が不足しており、今まで培われていた技術を伝えることができなくなっています。なので、スマート農業のシステムを使うことで技術を記録し技術を伝えていけるようにしています。

3.自給率の向上
日本の自給率は2018年度で37%と輸入が自国生産を上回っています。前述で説明した通り人手不足の中で収穫量を上げ自給率を高めるには、少ない人員でも農作物を育てていく必要があります。
そのため、センサーやロボットによる自動化が必要になってきます。

スマート農業の事例

ビックデータを活用

農業にWebカメラやセンサーデバイスを設置し、ビックデータを活用しようとする動きが出てきました。
ビックデータを分析、活用すれば勘や経験に頼らない科学的知見や統計に基づく判断をすることができます。

例えば、過去の作物データを分析することで育てる時のリスクを知ることができます。
また、気象データを合わせて解析することで日照りや水分不足などの天候が作物に与える影響も予測することができ、事前に対策を立てることができます。

IoTを活用

IoT技術は、センサーデバイスを使いビックデータを集めるのに役に立ちます。

作物の生育データや気温、湿度、雨量などのデータを定期的に収集することで農場内の状況が把握できます。24時間農作物を見守ることで日照りによる水不足や湿度上昇によるカビ増加を防ぎます。

また、これまで作業員が行っていた農場の見回りを自動化することで作業員のワークバランスも改善します。
紙ベースの作業日報や台帳もIoTでデジタル化することで作業時間の短縮にもなります。

まとめ

IoTやICTなどを活用することで大幅に作業員の負担を減らすことができます。それに伴い、技術の継承や人手不足、力仕事も補えるので新規農業者も農業を始めやすい環境を作ることができます。

弊社は、名古屋でIoTの開発・販売を行っています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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