IoT

感染予防にも使われるIoT技術:混雑の見える化やリモートワーク補助も

この数年でグッと身近になって来たIoT(モノのインターネット)。実は昨今のコロナウイルス関連施策にも活用されています。
外部からは把握しにくい混雑の「見える化」に向けた取り組みやリモートワークをもっと便利にするツールなど、最新のIoT関連ニュースをご紹介します。

「混雑ランプ」で混み具合を可視化し3密を避ける

「混雑ランプ」は、IoT技術によりリアルタイムでの混雑状況発信が可能です。
店内や施設のスタッフが管理画面やボタン型端末から現在の混雑状況を発信すると、サイトなどにその情報が共有され、外からもリアルタイムで現在の混み具合が分かるという仕掛け。
自治体窓口や小売店、観光施設などが混雑状況をリアルタイムで発信することで、利用者それぞれが3密を避け行動できるのは、感染予防にも効果がありそうです。

電池や配線ゼロで稼働するシステムが働く場所の空き状況を発信

リモートワークの広がりとともに、レンタルオフィスやコワーキングスペースなど「会社でも自宅でもない場所」で働く人も増えてきました。
こうした場所の利用者増加とともに、空席状況が分かるIoTツールも登場しています。
注目したいのが株式会社イトーキが11月より発売した「akimiru(アキミル)」。なんと電池や配線のいらないスイッチです。
わずかな動きで自家発電し、座席の利用状況をスマートフォンなどにリアルタイムで届けてくれます。
パーテーションで仕切られた座席などは離席しているのか空席になっているのかを確認しにくいことも多いですが、スイッチでいつでもどこでも空席が分かるIoTツールがあれば、より多くの人が快適にワークスペースをシェアできそうですね。

新しい生活様式は、戸惑うこともありますがIoT技術の活用によって、無理なく自然にライフスタイルを変えていくことができます。
人に寄り添う技術として、今後もさまざまなツールが開発、利用されていくことでしょう。

・参照記事
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000023072.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000032317.html

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