IoT

IoTは生産性を向上することができるのか

日本企業IoTの導入状況

財務省(2018年)の報告では、わが国のIoT、AI等の活用状況を概観すると、全体では
IoT:23.1%
AI :10.9%
との事。
IoT、AIを利用する側の企業に限ればそれぞれ
大型企業:20.6%
中堅・中小企業:9.4%
にとどまっているそうです。
AIとIoT共に、大企業と中堅・中小企業では大企業が上回っており、製造業と非製造業では製造業が上回っています。

これはIoT、AIの普及率が世界先進国より日本が5年遅れと分析する専門家の方もいます。
日本の企業にとってIoTを導入するためのハードルが高いのでしょうか?
IoTは何からスタートすべきでしょうか?
いきなり最新のIoT設備を導入するには、現場の環境整備もさることながら「使いこなせるか」、が課題の様です。

第一ステップは、機器・設備の予測保全による生産性向上
→ 身近な機械に搭載したセンサーから稼働時間や温度、湿度、風速、振動等のあらゆる数値を収集・蓄積・分析し、故障を事前に予測する事がお勧めです。予測し事前対策する事により工場の稼働停止を回避できます。結果、生産性の低下を避け業務効率化に役立てられます。
こういった身近な事を数値化する事からIoTをスタートされる事をお勧めいたします。

世界のIoTの普及対策

もちろんIoTは更に進化しており第二ステップに進むと更にスケールが拡大します。
例えば、世界的タイヤメーカーで知られているフランスのミシュランは、運送会社向けに実際の走行距離をデジタル化しタイヤリース料金を請求するビジネスモデルを実現しています。
おとなりのスペインでもユニークなビジネスモデルが話題を呼んでいます。バルセロナにある「Teatreneu劇場」と言うお笑い劇場では、IoTで笑った分だけ課金されるそうです。仕組みは座席の前に取付られたタブレット端末で入場者の笑顔を認識し、1笑いごとに30セント課金されるそうです。このシステムを導入後この劇場の売上は25%アップしたそうです。

まとめ

IoTを身近なモノとして活用しどんどん問題解決を進めたいですね。
上記のスペインお笑い劇場は経営難の状態が継続しているなかでIoTによる打開策が成功した例です。
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