IoT

IoT使用時の電源はどうすればいいの?

IoTの電源事情

IoTに使用しているセンサーや通信用デバイスは必ず電力が必要になります。IoTデバイスは、小型で軽量のモノが多く電源の設置が難しい人の手が届かない場所に取り付けることも多いです。しかも、設置する数も多いため電力供給が問題となります。 電源が近くにあってもIoTデバイスまでの配線が必要です。 室内の場合、配線をむき出しのまま使うのは安全面やセキュリティ面で問題があります。そのため、壁の中や天井に配線を通さなければいけません。
屋外の場合、室内同様安全面やセキュリティ面を考慮しなければいけません。さらに、防水対策も必要になります。

電源を使用せずに電池や充電式バッテリーを使用することもできますが、交換する手間があります。

IoTデバイス自ら電力を作る?環境発電?

電源を確保したり電池やバッテリーを交換したりするのは手間がかかります。IoTデバイス自身が発電をすれば手間がなくなります。IoTが無電源になれば実現できます。

環境発電とは

無電源を実現するモノが環境発電(エネルギーハーベスティング)です。光や熱、振動、電波など様々な形態で存在するエネルギーを電気エネルギーに変換して使用します。

光エネルギー

光エネルギーを活用した環境発電では、ソーラー電池を用いたデバイスが有名です。比較的弱い光でも発電ができたり光がない場合にも充電池と併用して使用したりできます。

熱エネルギー

熱エネルギーは、設備などの熱を使って発電をします。体温で発電する腕時計や加熱の際に発電する鍋など様々なモノが実用化しています。

振動エネルギー・運動エネルギー

人や物が動いた時に発生した振動エネルギー、ドアや水が流れたときに発生した運動エネルギーを電力に変えるデバイスが開発されています。
このデバイスが実現化したらIoTデバイスが振動したら発電することができます。

まとめ

環境発電とIoTを一緒に使用すれば電池交換をする必要がなくなりそこに割いていた人手を削減することができます。
また、自分で発電するので環境にやさしく電池代なども削減することができます。IoTデバイスを導入する際に環境発電での給電も検討してみてはいかがでしょうか。

弊社は、名古屋で工場にIoTを設置、納品したり工場向けに開発しています。
「こんなところにIoTを導入できないかな?」「この悩みIoTで解決できないかな?」などありましたら、お気軽にお問い合わせください。


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