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熱中症対策アドバイザー養成講座受けてみました!

今年から始まった「熱中症警戒アラート」。
個人的には【WBGT】の計測には数年前から取り組んできたので何となくイメージはできるのですが、実生活について考えると【どんな状況で出されるの?】と【どうしたらいいの?】が一番知りたい所なので熱中症対策アドバイザー養成講座を受講してみました!

以下報道より
毎年、高温が続く7月から8月には熱中症による健康被害が多発している。
熱中症予防には各自が適切な予防対策に取組むとともに、広く住民同士が予防啓発・注意喚起を行っていくことが重要である。
また、高齢者、障がい児(者)、小児等に対しては、周囲の見守りや呼びかけなどの配慮が特に必要となる。
そこで、熱中症に関する専門的な知識を学び、適切な熱中症予防の普及啓発及び予防の取組を実践できる人材を養成することにより、地域における熱中症予防対策の強化を図る。
本講座は「健康増進に関する熊本市と大塚製薬株式会社との連携協定」に基づき実施する。
との事でとりあえずオンライン研修開始

オンライン研修開始

冒頭スクリーンショット取り忘れたのですが、近年では2010年に1745人の死亡を記録している報告がかなり印象に残りました。

その他知識としては知っていたのですが、以下の2点が印象に残りました。
①熱中症とWBGTには相関関係が有る
②人は初夏に一定程度運動などする事で【暑熱順化】により体温調節が上手くなる
※グラフ茶がWBGTで最初の山で大きな被害が発生して以降山で増加しているが順次現象傾向

熱中症グラフ

今年はマスク事情も相まってかなり辛い毎日ですが、天気予報と同様に【暑さ指数が33℃以上で】だされる「熱中症警戒アラート」
地域は、1都8県、東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨・長野の関東甲信との事で、愛知県は区域外なのですがお天気サイトなどでご自身のお住まいのエリアの暑さ指数(WBGT)が31℃以上になると予想された場合には水分補給やこまめな休憩など意識的に取るようにしたいですね。
※31度(WBGT)についてはすべての生活活動で起こる危険性が有り特に高齢者は外に出ないで、エアコンの効いた所でゆっくり休んでいるしかないですね。

熱中症予防の指針

暑さ指数とは暑さの厳しさを示す指標で、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで開発されました。単位は気温と同じ℃で示されますが、気温だけでなく、湿度、日射・輻射(ふくしゃ/建物や地面からの照り返し)などの熱も取り入れた数値になっており、湿度7:輻射熱2:気温1の割合で算出されます。
単純な気温と比べて、熱中症患者発生率との相関が良好であるという特徴があります。

アラートが発表されたらどうする?

「熱中症警戒アラート」が発表されたら、次のような予防行動をとるよう呼びかけられます。
【熱中症のリスクが高い人に声をかける】
・肥満傾向の人
・体力の低い人
・持久力の低い人
・暑さになれていない人
・熱中症になったことのある人
・体調の悪い人
・運動部の低学年
・持病のある人

熱中症リスクが高い人

【外での運動や活動を中止・延期する】
・不要、不急の外出は出来るだけ避ける
・エアコン等が設置されていない屋内外での運動や活動等は、原則、中止や延期をする
【「熱中症予防行動」を普段以上に実践する】
・環境省、厚生労働省が示している「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント(下記)を心掛ける
(1)暑さを避けましょう
(2)適宜マスクを外しましょう
(3)こまめに水分補給しましょう
(4)日頃から健康管理をしましょう
(5)暑さに備えた体づくりをしましょう
1シーズンで「アラート」が発表されるのは東京都の場合は平均で7日程度とみられています。これは従来の高温注意情報の半分程度の頻度で、より危険性の高いときに絞って発表されると理解すると良さそうです。

今回受講してみて感じたこと印象に残ったこと

今回の受講内容がすべてではないのですが、
・思っていた以上に被害が有ったこと
・WBGTとの相関性が大きいこと
・暑熱順化の重要性を改めて考える機会が持てたこと
が印象に残りました。
現実の対応としては、意識が無いレベルの場合【まず冷やす】※できれば氷の入った浴槽らしい→【寒いのでやめてください】→【意識が戻ったので良いことです】 これは少し笑いが込み上げたが、実際意識が戻ったから言える事なので現場で何か冷やせる物の準備は必要だと感じました。
あと、意外なことに意識が無いとき無理に水を飲ませてはいけないとの事でした。
受講を終えて確認テストを受験(44問、全問正解するまで終わりません)
無事終了
結果、熱中症対策アドバイザーとして認定されました。

熱中症対策アドバイザー認定書(見本)

4週間後本物が郵送されるそうで、これからも熱中症の注意喚起をしていきます!

IoTで熱中症対策を!

弊社が開発したWBGT計測パッケージで熱中症対策をしませんか。
熱中症になる方が年々増加しています。WBGT計測パッケージなら、離れた場所の暑さ指数(WBGT)や1日の推移など色とグラフでひと目で見える化をします。
IoTのリモートモニタリングとアラート機能が標準装備されているので、計測モジュールとメインモジュールをつなぐだけで計測と記録ができます。
疑問点や興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。


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